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work

LLhouse
所在地
愛知県
主要用途
専用住宅
設計監理
吉村昭範/D.I.G Architects 名和研二/なわけんジム
構造設計
なわけんジム/名和研二
施  工
誠和建設
photo
谷川ヒロシ
LLhouse

大きな病院が隣接した住宅街に建つ家族2人の住処である。計画敷地周辺は古くは緩やかな見晴らしの良い丘であったが、設計当初は隣接する大病院の ボリューム感と前面道路が曲がり角であることから閉塞感が否めなかった。このような周辺環境の中で、緩やかな高低差のある地形を活かして遠くの風景 まで見通せるような抜けの良い住まいを作ることが、この住宅の目指すところであった。 そこで、この計画では斜面を包み込むような形で逆L型の架構ボリュームを2つ配置し、その隙間が垂直のアクセス導線と眺望を望む水平スリット窓を抱 える構成とした。このことによって、庭と住処、遠景と住処が直接触れ合うような近さになった。2つの逆L架構にはそれぞれ床スラブがぶら下がる形で取り付くことで内部の空間となり、そして、スラブが延長し大きな庇となることで、内と外の空間をつなげ、庇の下がピロティ空間になる。1階だけでなく、2階にもあり、3階は特に大型建具で解放することで内部が大きなピロティ空間となる。 箱型ではない逆L架構の連なりがもたらすピロティの屋外空間は、均質な住宅が向き合う街の暮らし方にもう一つの開放さをもたらす示唆となるだろう。